RaoやTokach (カンサス州立大学)らによる、豚用の飼料添加剤に関する402報の科学論文を調べた総説(2023年)での、添加剤の効果の結論は以下です。平均改善率は大きくはないようです。自農場での比較試験が大切です。シリーズでお知らせします。詳しくは栄養ページと栄養基礎タブを。出典:Rao Z-X, Tokach MDら https://www.mdpi.com/2076-2615/13/2/200
酸味料(有機酸)、ベタイン、共役リノール酸CLA、L-カルニチン、および酵母は、飼料効率に対してはプラス効果(2.5~3.5%)あり
酸味料(有機酸、安息香酸やその他)は、ADGおよび飼料効率を改善する可能性あり
精油はADGおよび飼料効率を改善する可能性あり、ただし米国のデータがないので地域差あり
ベタイン、クロミウムCr、共役リノール酸CLA、L-カルニチンは、脂質およびエネルギー代謝に影響を与えるため、枝肉特性を改善する可能性あり
自農場での対照比較試験を頻繁に実施し、コスパを季節ごとに検討する必要あり
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