「鼻まがり」と呼ばれます。でも豚に罪はありません。主に離乳子豚と肥育豚で発症、くしゃみ、鼻血、アイパッチ、鼻が曲がり、呼吸器症状がでます。ボルデテーラB.とパスツレラM.の混合感染で症状が悪化し成長が遅延します。米国の大部分の農場ではARを根絶し、オールイン・オールアウトとバッチ離乳生産による日齢別飼育で、ARフリーが維持できています。
Control: 静圧か根絶か決める必要があります。
「静圧」なら3手段:1)衛生管理と施設での換気の改善、2)ワクチン接種、母豚へのワクチン接種がコスト便益性がいい、3)分娩前後の母豚と新生豚へ抗生剤の使用そして離乳時前後での子豚への抗生剤の使用で豚への菌の定住を少なくします。
「根絶」なら2つの方法:A)全淘汰とAR陰性種豚再導入または
B)1) 農場閉鎖 (herd closure) して若雌種豚導入を一定期間やめる、2) 分娩前に母豚へ抗生剤とワクチンの投与、3) 新生豚を早期離乳して別の場所で飼育する(SEW)、4)検査して陽性母豚をすべて淘汰する。健康ページも参考に。根絶を目指すべきと思います。
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