母豚の離乳後繁殖にとって飼料原料として炭水化物と油脂はどちらがいいのでしょうか。同じエネルギー量でも、油脂添加飼料を摂取した授乳母豚より、油脂の無添加飼料を給与された母豚のほうが、離乳後発情回帰時間が短くなり、離乳後に無発情になる母豚も少なかったのです (図3)。
さらに油脂の無添加飼料を給与された授乳母豚は、油脂添加の飼料を給与された母豚より、分娩後授乳7日目から血中黄体形成ホルモン分泌が多くなり、離乳後10日以内での発情回帰割合が多くなりました。さらに離乳後発情時期での排卵数も多かったのです。つまり母豚の離乳後の繁殖成績のためには、母豚が十分に飼料が摂取できるのなら、エネルギー源としては炭水化物のほうが油脂より優れているのです。詳しくは繁殖サイトで。
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