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性成熟の遅れた若雌豚

更新日:2023年8月27日

性成熟(Delayed puberty)とは、繁殖器官が成熟した時点をいい、具体的には若雌候補豚の初めての発情が来た日を言います。普通の若雌豚だと約160日に起こります。連続したバッチで起こることがあるので、早い対応が必要です。240日齢までに発情が来ない場合は、もう自然には発情はこないと言われています。

 リスク因子:寒すぎる環境、乏しい光、過密な飼育による攻撃行動、成長を遅らすような低栄養、四肢問題。若雌候補豚の初期育成時では、ペン当り6頭未満の少ない頭数での育成、光による明るさが少ない、発情発見技術の未熟さがあります。さらに若い雄豚と一緒の飼養、古い雄豚への早すぎる暴露で雄豚の臭いが少ないこと。

予防と治療

 5から6か月齢まで6頭から30頭のサイズで、雄豚から離して、1日12-16時間の照明、20℃の室温で、制限給餌せず育成すること(太りやすい種豚では軽い制限が必要)。160から210日に到達した若雌豚は、パイプカット雄豚による暴露が必要。

治療の例としては、雄豚から離しておいて、ホルモン剤(PG600)を注射し、その後に1日15-20分の雄豚暴露を行います。90%の若雌豚は1週間以内に発情します。でも初発情では種付けしてはいけません。詳しくは繁殖ページの実践繁殖タブ施設ページで。(出典:Pig Progress https://www.pigprogress.net/topic/delayed-puberty/)




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