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直腸脱の問題は大きい

更新日:8月9日

 直腸脱・膣子宮脱(POP)の問題は米国で継続しているようです。母豚4,000 頭の繁殖農場の農場長が、1 週間に 12 頭、年間平均 624 頭(15%)の発生を報告しました(Genesus News, 2024-7-22)。出産直前の直腸脱の場合は、母豚を安楽死させ開腹し、子豚を救うことも考慮すべしだそうです。以下は直腸脱・膣子宮脱の復習です。

米国流の豚生存率を上げる研究の成果--母豚死亡率を減少させる方法です。

  • 妊娠後期中の雌豚のボディコンスコアをモニタリングせよ

  • 痩せた雌豚は、正常な雌豚や太りすぎの雌豚と比べて膣子宮・直腸脱を起こす可能性が高い

  • ボディコンスコアが低い雌豚の妊娠後期に、バンプフィーディング法(妊娠後期に飼料給餌量を増やす)を使用すると、その方法を使用しない農場と比較して、膣子宮・直腸脱の発生率が低くなる

  • 膣・子宮・直腸脱の発生率は種付け時の若雌豚の大きさと関係しており、種付け時の雌豚体重が軽かった豚が多い農場では膣子宮・直腸脱の発生率が高い

  • 分娩前の外陰・肛門部が突出している雌豚は膣子宮・直腸脱 POP を発症する可能性が高い

詳しくは、繁殖ページの実践繁殖タブ、健康ページの上記病気以外タブで。膣子宮・直腸脱の実物でなく花の写真を使用しています。




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