胃潰瘍への対応

　胃潰瘍が増えているようです。飼料高対策として飼料の粒度を細かくしているせいかもしれません。胃潰瘍からの貧血の治療としては、貧血の豚を見つけたら隔離して、別の飼料（粒度の粗いマッシュ飼料、ホエイや不飽和脂肪酸や小麦を控えた飼料）を与えます。

胃潰瘍の予防は以下。

• 夏のヒートストレスを避け飼料摂取が低下しないようにする

• ペレットは一時的にやめて、繊維の多い飼料を与える、または交互に給与

• ストレス（飼育密度、絶食、豚群ミックス、少ない換気量）を少く

• 飼料ラインの故障など飼料給餌が止まらないように

• 慢性の病気（サーコ、インフルエンザ、APP）を抑制

• 成長促進のための銅含有を減らす

• ホエイやスキムミルクの少ない飼料

• 小麦やコーンスターチの少ない飼料

• 不飽和脂肪酸の少ない飼料

• マイコトキシンのチェック

詳しくは健康ページ・病気上記以外タブのGastric Ulcer胃潰瘍で。写真の出典はAASVです。