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欧州で亜鉛高濃度添加が禁止

更新日:2022年3月19日

欧州では2022年に酸化亜鉛の高濃度添加は禁止されます。米国養豚獣医学会AASV2021でカンサス州立大学のトカチ教授が亜鉛について「Preparing for a low-zinc world」としてまとめています。詳しくはセクション「食の安全」もみてください。


なぜ酸化亜鉛ZnOが使用されているか?

· 離乳直後2-3週間の子豚の下痢を抑える

· 飼料摂取量を増やす

· 成長を早める


米国ではどう使用されているのか?

 離乳後子豚7キロまでで治療レベル3000 ppm、7-12キロまでで2000 ppmで下痢対策主に大腸菌対策で使用されています。最初の7-15キロ程度の飼料のみですから、豚の消費飼料からみると2.5-3.0%の添加です。

離乳期飼料での亜鉛添加はなぜ問題視されているか?


 亜鉛添加への3つの懸念は:1)抗生剤への耐性が生まれる、2)環境への重金属汚染、3)多給餌での毒性です。


では亜鉛の使用が制限されたらどうすればいいのか?

· 腸管の成熟度を少しでも上げるため離乳日齢を上げる

· 衛生管理を厳しくする

· 管理で他のストレスになるものを減らす

· 飼料配合での対応

· 飲水のペーハーを7未満の酸性にする




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