下仁田ミート㈱の上原正会長の「下仁田ミート60年の歴史」についての講演を聞きました。同社は平均年齢31歳の5人の農家後継者が、1961年に公務員並みの給料や休日が欲しいとして、任意組合として出発し、養豚の協業経営を選択し、豚の生産と肉の加工・直売を目指しました。オーナー社長が剛腕でリードするというのでなく、従業員のみが株主で、皆が幹部になり、退職するときに株を売るという、ユニークな会社です。とくに民主的・公平な給与制度がとくにユニークです。給与は、平等級・勤続給・職務給で点数として構成されます。平等級は初任給であり300点、勤続給は勤続1年につき10点、21年以降は5点で最高300点です。職能給は30段階制で、最高は組合長の300点です。合計の最高点は900点で、これがボーナスの基礎点になるようです。オーナー社長が多い養豚農家のなかで非常にユニークな会社と思いました。
koket001
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